【意識調査】2026年3月実施 資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)に関する意識調査|TOHOBIZNEX

【意識調査】2026年3月実施 資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)に関する意識調査

 

 2026年3月にTOHOBIZNEX会員の皆さまにご協力いただきました意識調査の結果をご紹介させていただきます。 調査にご協力いただきましたTOHOBIZNEX会員の皆さま、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました。

調査概要

調査期間:2026年3月1日~2026年3月31日

調査対象:TOHOBIZNEX会員さま

有効回答数:747

調査実施:TOHOBIZNEX事務局

 

調査結果

(質問内容)

Q1.資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)への取り組みとして、貴社が最も優先的に実施したいもの、もしくは実施していると思われるものはどれですか?

(Q1の回答について)具体的な取り組みなど、自由にご記入ください。

 

(回答)

Q1.資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)への取り組みとして、貴社が最も優先的に実施したいもの、もしくは実施していると思われるものはどれですか?

意識調査

 

全体の結果を見ると、「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」を優先事項とする回答が約6割に達し、最も高い割合を占めています。 これは、オフィスや現場で即座に取り組める改善策として、多くの企業が廃棄物削減をサーキュラーエコノミーに取り組んでいると推察されます。

 

次いで、「長寿命製品・再利用可能な素材への転換」と「リサイクル率の向上」がそれぞれ約1割強で並んでいます。 一方で、「レンタル・リースや中古品の活用」は1割に満たず、所有から利用への転換といったビジネスモデルの変革よりも、 まずは既存業務の延長線上にある「減らす」「再資源化する」活動が優先されていると推察されます。

業種ごとの回答は、次の通りです。

サーキュラーエコノミーに関する意識調査 回答

  • Q1
    Q1.資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)への取り組みとして、貴社が最も優先的に実施したいもの、もしくは実施していると思われるものはどれですか?

    資源循環型経済(サーキュラーエコノミー)の意識調査

     

    ■飲食
    「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」が5割以上を占めており、最も高い関心事となっています。食品ロス削減や使い捨てプラスチックの抑制など、 現場で直面する廃棄物問題への意識が反映されていると考えられます。 また、「長寿命製品・再利用可能な素材への転換」についても約2割の回答があり、繰り返し使える食器の採用や、耐久性の高い厨房機器の導入といった取り組みが重視されていると推察されます。

     

    ■理美容
    理美容業界は、全業種の中で唯一「長寿命製品・再利用可能な素材への転換」が最多の回答(60%)となりました 。これは全体の傾向(約1割)を大きく上回る極めて特徴的な結果です 。 ハサミや美容器具といった専門道具のメンテナンス(長寿命化)や、詰め替え可能な薬剤・環境配慮型の消耗品への切り替えが、業界内で強く意識されていると推察されます。

     

    ■医療・福祉
    「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」が約6割を占め、最も高い関心事となっています。次いで、「リサイクル率の向上」が約15%強となっており、 全業種平均と比較しても資源の再循環に対して前向きな姿勢が見て取れます。 衛生管理上の制約から使い捨て製品が多い業界ではありますが、可能な範囲でのリサイクルや、事務作業のデジタル化によるペーパーレス化を優先的に進めていると推察されます。

     

    ■保育・児童福祉
    保育・児童福祉業界は、「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」への関心が約85%と、極めて高い数値を示しています。 連絡帳のデジタル化や行事関連の印刷物削減など、現場の業務負担軽減(DX)と環境配慮を同時に進めたいというニーズが非常に強いことが推察されます。 一方で、素材転換(約15%)以外の項目は回答が皆無であり、まずは身近な「紙とゴミ」の削減に注力している段階といえそうです。

     

    ■教育・学習支援
    「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」が半数以上を占める一方で、「長寿命製品・再利用可能な素材への転換」が約25%と、他業種に比べて高い割合を示しているのが特徴です。 教材や備品を長く大切に使う、あるいは環境に配慮した素材を選ぶことに取り組んでいると推察されます。 また、「リサイクル率の向上」(約10%強)への意欲も一定数あり、教育現場という性質上、多角的な視点で資源循環に取り組もうとするバランスの取れた傾向と推察されます。

     

    ■レジャー・娯楽
    レジャー・娯楽業界では、「レンタル・リースや中古品の活用」が50%に達し、全業種で最も高い割合を示しています 。全体平均では1割に満たないこの項目が半数を占めるのは、 娯楽施設での備品や遊具、レンタル用品の活用がビジネスモデルの主軸として定着しているためと考えられます。 所有せずに循環させる「シェアリングエコノミー」の実践が、他業界よりも先行していると推察されます。

     

    ■宿泊
    「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」が全体の約6割を超え、最も優先度の高い項目となっています 。これは、アメニティの削減やチェックインのデジタル化など、 宿泊客の目に触れやすい部分での環境配慮が浸透しているためと推察されます。 また、「長寿命製品への転換」や「リサイクル率の向上」への意識も一定数見られ、施設運営におけるトータルな資源管理が重視されています。

     

    ■他サービス業
    「ペーパーレス化」への回答が突出しており、事務作業のDX化がサーキュラーエコノミー推進の主軸となっています。 物理的な製品を扱わない業態も多いため、エネルギー効率の改善や資源消費の抑制といった「オフィスのグリーン化」が中心と推察されます。

     

    ■流通・小売
    こちらも「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」が約6割と主流ですが、他業種と比較して「リサイクル率の向上」への意識が約2割と高いのが特徴です 。 梱包材の回収や、販売した製品の再資源化など、流通の各プロセスにおける循環を意識していると推察されます。 一方、「レンタル・リースや中古品の活用」は約1割程度に留まっており、ビジネスモデルの大きな転換よりも、まずは現行のサプライチェーン内での効率化を優先する傾向があるようです。

     

    ■製造
    「リサイクル率の向上」への関心が他業種より高く、約2割を占めています。 生産プロセスから出る端材や廃材の再資源化が、コスト削減と環境負荷低減に直結するためと推察されます。また、素材選定への意識から、製品設計の段階から資源循環を組み込んでいると推察されます。

     

    ■建設・不動産
    「長寿命製品・再利用可能な素材への転換」が2割を超え、全業種で最も高い数値を示しました。建材の耐久性向上や、解体後の再利用を見据えた「循環型建築」への意識が反映されているといえそうです。 一方で、「ペーパーレス化」への回答も多く、業務フローの効率化と、環境配慮型素材の導入を並行して進めている段階と推察されます。

     

    ■運輸
    「レンタル・リースや中古品の活用」が約2割を占め、全体平均と比較して高い傾向にあります。車両や物流機器といった高額な資産を扱う業種柄、所有にこだわらない循環型の活用が進んでいることが伺えます。 一方で、最も多い回答は「廃棄物の削減」であり、伝票の電子化(ペーパーレス化)や梱包資材の適正化といった、日々のオペレーション改善も進められていると推察されます。

     

    ■金融・保険
    調査対象の中で最も特徴的な結果となり、回答の100%が「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」に集中しています 。形のある製品を製造・販売しない業態であるため、 業務における最大の資源消費である「紙」の削減が、サーキュラーエコノミーへの取り組みと一致していると推察されます。DX化によるペーパーレス化が、そのまま環境対策の主軸となっているようです。

     

    ■官公庁・自治体
    「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」が約65%を占め、最優先事項となっています 。次いで、「長寿命製品・再利用可能な素材への転換」と「リサイクル率の向上」がそれぞれ約15%弱で並んでいます。 行政手続きのデジタル化推進に加え、公共施設の備品管理や廃棄物行政を担う立場として、削減・維持・再生の3点をバランスよく意識している傾向が伺えそうです。

     

    ■その他
     

    「廃棄物の削減(ペーパーレス化含む)」が約65%と高い割合を占める一方で、「長寿命製品・再利用可能な素材への転換」(約15%)や「リサイクル率の向上」(約12%)など、幅広い項目に回答が分散しています。

  •  (Q1の回答について)具体的な取り組みなど、自由にご記入ください(回答任意)。の回答の一部をご紹介します。

    •  Q1回答:廃棄物の削減(ペーパーレス化含む) 廃水産廃の低減活動 (製造)
    •  Q1回答:リサイクル率の向上 廃品の再利用 (その他)
    •  Q1回答:長寿命製品・再利用可能な素材への転換 蛍光灯からLED照明への交換 (製造)
    •  Q1回答:廃棄物の削減(ペーパーレス化含む) 裏紙の使用の推奨・配布物のデジタル化(PDFにしてメール配信) (教育・学習支援)
    •  Q1回答:レンタル・リースや中古品の活用 工具等をリース品に変えていっている (建設・不動産)
    •  Q1回答:レンタル・リースや中古品の活用 再リースをして利用している機器が実際にあります (流通・小売)
    •  Q1回答:レンタル・リースや中古品の活用 社用車はすべてリースです。 (製造)
    •  Q1回答:廃棄物の削減(ペーパーレス化含む) 飲食業として、食材をできるだけ余すことなく使いきること及び適正仕入で廃棄を減らすこと (飲食)
    •  Q1回答:廃棄物の削減(ペーパーレス化含む) 多くの紙媒体があるため、今精査してデータ配信できるものはデータへ移行しようと検討中 (医療・福祉)
    •  Q1回答:廃棄物の削減(ペーパーレス化含む) 簡単で実行しやすいので、FAXの受信内容を見てから必要であればプリントアウトする。 (その他)
    •  Q1回答:廃棄物の削減(ペーパーレス化含む) 朝食の廃棄分の削減。 (宿泊)
    •  Q1回答:リサイクル率の向上 廃棄物のマテリアルリサイクル化 (製造)

     

    ※回答の一部をご紹介しています。個人が特定できる情報は加工もしくは削除しています。

     

     


 

調査概要

  • 調査期間:2026年3月1日~2026年3月31日
  • 調査対象:TOHOBIZNEX会員さま
  • 有効回答数:747
  • 調査実施:TOHOBIZNEX事務局
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