【事例紹介】特別養護老人ホームくわがいさまの空調設備の更新について|TOHOBIZNEX

【事例紹介】社会福祉法人瑞穂会 特別養護老人ホームくわがい さま

利用者さまに寄り添った空調設備の更新のために「特別養護老人ホームくわがい」さまが取り組んだこととは
(社会福祉法人瑞穂会 特別養護老人ホームくわがいさま)

記事掲載日:2025/2/17

岡崎市にある特別養護老人ホーム「くわがい」では、2004年の開所時からガス空調(GHP)が 利用されてきました。開所から20年が経ち、空調設備の更新時期に。しかし、空調設備をまとめて更新するには様々な課題がありました。 そんな中、同施設では東邦ガスとともに、利用者さまのご不便を最小限に抑えながら空調設備の更新が完了。 その経緯や更新後の状況について、藤城施設長と鈴木事務主任にお話を伺いました。(インタビューライター 生木卓)

Q.瑞穂会とくわがいについて教えてください。

藤城施設長:社会福祉法人瑞穂会は1997年に設立され、現在、岡崎市内で4つの老人介護施設を運営しています。その中で「くわがい」は、 岡崎市内では初のユニット型(全室個室タイプ)の老人介護施設として、2004年に開所いたしました。 事業としては、特別養護老人ホーム(定員90名)、ショートステイ(定員20名)、デイサービス(定員25名)。 建物は、延床面積が約6300平方メートル、鉄筋コンクリートの3階建てです。瑞穂会の中では、本部のある「やはぎ苑」と並んで大型の施設になります。

社会福祉法人瑞穂会 特別養護老人ホームくわがいさま

Q.施設で大切にされていることは何ですか?

藤城施設長:瑞穂会では、利用者さまに「当たり前のごく普通の生活を送っていただく」を理念として取り組んでいます。 その実現のために、くわがいでも、設備とサービスの両面にこだわった運営を行っています。設備面では、 全ての居室をユニット型の個室としプライバシーを尊重していることや、高さを調整できる椅子やテーブルをつかったり、 トイレの手すりの位置も立つときに掴みやすい場所に取り付けるように配慮しています。ひのきづくりのお風呂もご利用いただけます。 サービスの面では、入浴・食事など、利用者さまにとって当たり前の生活をあんしんして気持ちよく過ごしていただけるように特に力を入れて取り組んでいます。

Q.更新前の空調はどのような状況でしたか?

藤城施設長:開所から20年間、一度も設備の更新はしていませんでした。 利用開始から10年を過ぎた頃から、使用中に停止してしまうなど調子がわるくなることもありましたが、その都度修理をして対応してきました。 そんな中、特にここ数年は、調子がわるくなることが増え、製造から年数が経っていることもあり、 修理を依頼しても部品がなかなか入ってこないことや、部品がなくて 修理代が高くなるなどの状況が続いていました。

Q.修理以外の対応はされなかったのですか?

藤城施設長:設備の空調設備を一斉に更新するには大きな予算も掛かりますので、なかなか踏み切ることはできませんでした。 そこで数年前より、まずは特別養護老人ホームの利用者さまの居室から、個室ごとに温度設定ができる空調設備を導入しました。 共有スペースや事務所などについては以前のままなんとか工夫して利用していました。

Q.今回のガス空調の更新の経緯について教えてください

鈴木事務主任:2023年の1月に「業務用設備で活用できる補助金」についての東邦ガス主催オンライン説明会があり、 それに参加しました。そこで当施設の空調の更新について、経済産業省の「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」が利用できるとわかりました。 東邦ガスさんの方で補助金の申請もサポートしてくれるということで、施設の現状や更新についての相談をしました。 以前より補助金を利用したいとは考えていましたが、補助金申請の経験や知識もなかったので、 相談に乗ってもらえた上で、アドバイスや提案が受けられたのはとても助かりました。

Q.空調設備の更新はスムーズに行われましたか?

鈴木事務主任:設備更新の資金計画については、 初期導入費用を抑え月々の支払を平準化できることからリースを活用することに決めました。 そのため補助金はリース会社との共同申請になりますが、東邦ガスさんのサポートもあり無事に申請し、採択されました。
工事期間は、空調をあまり使わない時期がいいということで同年の9~12月となりました。 工事期間中は、施設内の一部の動線が使えなくなることや、騒音や振動が発生することを、利用者さまはもちろん、 ご家族の方にも事前にお伝えすることで理解を得ることができました。 厨房に関わる箇所の工事を行う際は施設内での調理ができなくなるということで、外部の委託業者や喫茶コーナーのキッチンなどを利用して対応しました。

藤城施設長:工事の際に気をつけたのは、利用者さまの安全の確保はもちろん、 「事業を止めない」ということだったので、工期や工事内容についてご協力いただきとても助かりました。

Q.更新後の変化・反応はいかがですか?

藤城施設長:利用者さまにとっては、環境が整っていて当たり前ですので、 「快適に過ごせている」という点では変わりはないと思います。 一方で、従業員からは「新しくなってよかった」「快適に過ごせるようになった」という声をききます。

社会福祉法人瑞穂会 特別養護老人ホームくわがいさま
社会福祉法人瑞穂会 特別養護老人ホームくわがいさま

Q.今後の予定について教えてください。

藤城施設長:瑞穂会の本部や他の施設も同じような設備更新の課題があり、 順次更新していくことになると思います。 その際は、また東邦ガスさんに相談させていただこうと思います。

≪取材協力≫
  • 社会福祉法人瑞穂会 特別養護老人ホームくわがいさま
  • 愛知県岡崎市桑谷町字西平地45番地
  • http://www.mizuho-kai.or.jp

社会福祉法人瑞穂会 特別養護老人ホームくわがいさま

≪ライタープロフィール≫
  • 生木卓(なるき・たかし)
  • 三重県四日市市出身。名古屋と東京を拠点に「インタビューライター」として、これまでに学生から経営者まで5000名以上の取材を担当。 20 年以上の求人広告制作の経験を生かして、幅広い業界の会社パンフレットや入社案内、会報誌、Webサイト、広告物などの企画・取材・ライティング実績があります。

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