記事掲載日:2022/12/22
大きなエネルギーを使うボイラー利用。 しかし、蒸気は目に見えにくいこともあり、そのエネルギーが無駄なく使われているのかは、なかなか判断がつきません。 そこで利用したいのが「蒸気診断サービス」。東邦ガスでは、工場などで使われているボイラー・蒸気設備に無駄がないか、熱を損失していないかなどを、 診断するサービスを行っています。ここでは実際に依頼先を訪問して診断を行う、 東邦ガス 産業エネルギー営業部の竹内さんに、蒸気診断サービスの具体的な内容やメリットなどについてお伺いしました。(インタビューライター 生木卓)
私たち東邦ガスの産業エネルギー営業部の技術担当者がお客さま先を訪問して、 「ボイラーが正しく使われているか」や「蒸気システム全体に無駄な熱の損失がないか」などを確認させていただきます。
主に製造業のお客さまで「ボイラー・蒸気設備の省エネを考えている方」になります。 一般的に製造業のお客さまでは「電気設備について詳しい方はいるが、ガス設備に詳しい方がいない」というケースが多い。 そこから「毎月のガス使用量はわかるが、それが適正な量なのかわからない」「エネルギーのロスを見える化(数値化)したい」という話につながります。 また、「ボイラー設備の定期点検はしているが、蒸気システム全体のエネルギー効率については確認したことがない」というお客さまも多くいらっしゃいます。
蒸気診断サービスのお申込みをいただいたお客さまには、まず事前の現場調査として、 ボイラーや蒸気設備を見せていただきながら「診断エリア、診断箇所、診断方法等」を確認します。 そこで改めて診断に掛かる費用をお見積りさせていただき、その後、本申込となります。
蒸気診断は基本的に2名1組で、一日がかりで実施します。蒸気の発生から輸送、消費、回収といった流れの中で、 「熱エネルギーを損失している(無駄に逃がしている)箇所がないか」や「スチームトラップが正常に機能しているか」などを丁寧に調べます。
蒸気診断後には少しお時間をいただき、診断結果をリストやマップに落とし込み、機器の不具合判断や、 エネルギーの損失について数値化、その改善対策のご提案までをさせていただきます。多くのお客さまの場合、その後の対策を行うことで、 蒸気診断サービスをご利用いただいた費用以上のコストの削減につながっています。 また診断についても、複数の診断器具を使ってさまざまな角度から行うので、正確な数字を測定することができます。
やはり一番は、「コストの削減につながってよかった」という声をいただきます。 また「無駄なエネルギーが初めて数値化できた」「長期的な省エネにつながった」というお話も多くあります。
ボイラー設備の省エネを目標に掲げているお客さまでも、ボイラーは電気設備のようにこまめに電源を切るというわけにもいかず、 「何から手をつけていいかわからない…」となっていると思います。そこで蒸気診断サービスを通じて、どれくらいのロスがあるのかを正しく数値化し、 その対策もご提案させていただくことで、投資対効果を踏まえて、今後の省エネ改善工事の計画を立てることができます。
写真:診断後の施工イメージ
東邦ガスの蒸気診断サービスは、これまで約10年間で400件ほどのお客さまで実施させていただいています。 診断だけでなく、その後の対策工事までワンストップで提案できます。また、大規模な工場のお客さまの場合、 一度にすべての設備を点検するのではなく、毎年一ラインずつ診断、対策工事を行うなど、お客さまのご予算に合わせてご利用いただくこともあります。
エネルギーを無駄なく利用することは、カーボンニュートラルに向けた足元の取り組みとして有効です。 しかし、ボイラーの定期的な点検だけでは、なかなか省エネのきっかけを見つけることが難しく、現状の数値化も簡単ではありません。 事前の現地調査までは無料で行わせていただきますので、まずは一度、お気軽にお問い合わせください。

カーボンニュートラル達成に向けた取り組みをトータルでサポートします。
東邦ガスの専門スタッフが、蒸気ボイラ・蒸気配管等を現場調査・診断することで、蒸気の「省エネ」をお手伝いします。