記事掲載日:2022/11/10
2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みは、企業にとっても急務となっています。 しかし、対策の必要性を認識しつつも、いつ何をどのように進めれば、どんな効果を得られるのかを見通し、目標設定・実践するのはなかなか容易ではありません。 そこで今回は、企業がそれぞれの実情に合わせてカーボンニュートラルに取り組む際に役立つ、東邦ガスの「排出削減ロードマップ策定支援サービス」をご紹介します。 (ライター南由美子/nameken)
カーボンニュートラル・東海最前線 連載全12回のバックナンバーはこちら >>
製造業では、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減の取り組みが本格化してきています。 そのなかで、「削減対策に選択肢がほしい」「削減できる量と費用対効果を知りたい」「実現可能な目標を設定したい」 「目標を達成するための対策に優先順位をつけたい」といった要望も持つ企業もあるのではないでしょうか。
これらの指標となる「カーボンニュートラルカーブ(以下、CNカーブ)」を作成して、それぞれの企業の実情に合った、 CO2削減の中長期的計画策定をサポートするのが、東邦ガスによる「カーボンニュートラル実現に向けたロードマップの策定支援サービス」です。
CNカーブは、「CO2排出量の削減率(%)」と「削減にかかる追加コスト(円/トン・CO2)」をグラフ化したものです。 複雑で多岐に渡る社内の排出源や排出量を整理し、取り組むべき対策とその優先順位付けに重要な情報を示し、企業が最適な意思決定を行うのを支援します。 CNカーブに目標年度を組み込むことで、CO2排出削減ロードマップが完成します。
この支援サービスは、次の4つのステップで進められます。
企業のCO2排出の現状や排出源を分析するため、社内の資料やデータを収集。 具体的には、エネルギーや燃料の使用量が把握できるデータ、購入しているエネルギーや燃料の単価など現状概算費用の情報、事業所・建物ごとの 主だった設備・機器のリストなどを想定。また、実施済みもしくは検討中の削減対策や、整理されていない情報についてもヒアリングを行う。
企業活動の全体像を把握。事業内容のうち、どの場所で、どのような活動によってCO2が排出されているのかをつかみ、 排出源と排出量を整理して特定する。
どの排出源に対して、どのような対策があり得るのかを網羅的に幅広くリスト化。 それぞれの対策について、排出削減量と削減のためにかかるコストを試算する。
なお、実際に取り組む場合は、「費用対効果が高い」「現実的である」対策から着手するのが原則。 最初に「効率化」、次に「再生可能エネルギーの活用」、最後に「技術革新が必要でコスト増となる中長期的対策」の順に行う。
・「効率化」では、エネルギーの消費と需要を減らすことで、コストダウンと排出減を両立させます。たとえば、省エネ設備・機器の導入、 製造プロセスの効率化、エネルギーロスの削減、設備規模の最適化などの取り組みが考えられる。
・「再生可能エネルギーの活用」では、「効率化」で減らせない部分を、CO2排出のない太陽光や風力などのエネルギーを取り入れる。
・「技術革新が必要でコスト増となる中長期的対策」では、上記2つでも実現できない部分を、 CCUS(CO2の回収・有効利用・貯留)や水素エネルギー活用など、革新的あるいは実用化待ちの技術の導入を中長期的に計画する。
対策ごとのCO2削減効果とコストがわかるCNカーブを提示。現状把握と中長期的な取り組みの決定に役立てることができる。
東邦ガスのこのサービスでは、複雑な情報を視覚的に整理した上で、複数の施策から最適なものを選択することができます。 そこからロードマップを描き、優先順位に沿って進めることで、カーボンニュートラル実現へ着実にアプローチできるのが特長だと言えるでしょう。
カーボンニュートラル・東海最前線 連載全12回のバックナンバーはこちら >>
東邦ガス提供資料 「排出削減ロードマップ策定支援サービス」
カーボンニュートラル達成に向けた取り組みをトータルでサポートします。
熱処理炉等の工業炉を東邦ガスのサービス員が現場調査・診断。「安全」と「省エネ」をお手伝いします。