記事掲載日:2022/8/3
経理初心者でもすぐに使えると評判の『クラウド会計ソフトfreee会計』の使い勝手は? 同ソフトを導入した環境系企業の総務担当Sさまにインタビューを実施。実際の使い方や便利な機能についてお話を伺いました。 (インタビューライター 生木卓)
※『クラウド会計ソフトfreee会計』のお取り扱いは終了しました。
立ち上げたばかりの会社で設立1年目は、資金や経費の動きもほとんどなかったため、 エクセルで簡単な表をつくって伝票を記録していれば十分でした。設立2年目を迎え、いよいよ事業が本格的に稼働をすることになり、 顧問契約をしている税理士事務所からも会計ソフトの導入を勧められました。また事業を行っている地域と本社機能がある地域が離れているため、 経費精算や労務管理などをスムーズに行う方法を考える必要がありました。
会計ソフトを導入するにあたり、いくつかのソフトを試してみました。 利用方法の確認にあたっては、クラウド会計ソフトfreee会計の公式YouTubeチャンネルも参考にしました。 その中からクラウド会計ソフトfreee会計を選んだポイントは3つあります。
クラウドにデータを保存するため離れた場所からでもリアルタイムでデータを確認・更新することができ、顧問税理士とも連携が取りやすい。
少人数が利用するプランでも必要十分な機能を利用することができる。現在はミニマムプランで利用しています。
操作画面が分かりやすく、クラウド会計ソフトの初心者でも直感的に利用することができる。 本社だけでなく、現場作業員も経費入力などで利用するため。
支払期日を設定することでホーム画面にリマインドが表示されたり、路線検索機能を利用して申請された交通費をチェックしたり、 四半期ごとの決算報告書づくりが容易にできるなどの機能も便利だと感じています。現場からも経費精算について、 「領収書をスマートフォンで撮影して取り込むことができるので郵送する必要がなくなった。 スマートフォンから簡単に操作・入力ができるのがいい」と好評です。
さらにクラウド人事労務ソフト freee人事労務とデータ連携を行うことで、離れた場所からでも労務管理や経費精算が簡単にできるようになりました。 あらかじめ就業規則に沿った計算式などを設定しておくことで、現場では毎日の勤務時間や使用した経費を入力するだけで、 毎月の給与や源泉徴収、保険料なども自動で計算してくれます。
仕訳などの操作が直感的に使えるなど、思っていた以上に使いやすいと感じています。 インターフェースが一見「会計システム」という感じでないのもいいですね。遠隔地にいる現場作業員にも、ビデオ通話のみで操作を教えることができました。 導入してよかったのはデータがクラウド上にあるので、顧問税理士ともデータのやり取りを行う必要がなく、遠隔操作で簡単に確認してもらえること。 仕訳のミスや伝票入力のダブリなども、すぐに指摘してもらうことができます。
今後、設備が増えていく計画があるので、固定資産の管理にも活用していければと考えています。 利用者の人数的にミニマムプランの域を出ないので、簡単な数字管理などはエクセルとも併用しながら記録していく予定です。
ノートパソコンやスマートフォンがあれば導入できるので、会計システムに予算を掛けられない状況でも、比較的導入はしやすいのではないでしょうか。 またプランによってさまざまなサポートが使えるので、初めて会計システムを利用する方でも始めやすいと思います。